WORKS / 公園を臨む家

WORKS / A House Fronting the Park

主要用途: 住宅

構造設計: オーノJAPAN

設備設計: 照明計画: BRANCH LIGHTING DESIGN

施工: 河合建築

クレジット: 設計協力:MIYACHI OFFICE

所在・会場: 東京

敷地面積: 122.86m2

延床面積: 195.38m2

規模: 地下1階地上2階

構造: 木造 一部RC造

設計期間: 2018.8-2021.7

施工期間: 2021.08-2022.10

写真: 阿野太一

都心の緑豊かな公園の隣に建つ、地下1階RC造、地上木造2階建ての住宅。同規模の既存の住宅を解体し、新たな生活スタイルにあわせて新築する計画。東南の地盤面から下がったところにある旗竿敷地で、高さごとに変化する周囲の環境に合わせて計画することが求められた。

1階は公園の地上面より少し高いレベル、2階は樹木の樹冠部が見えるレベルに設定し、ランナーや家族連れなど人通りの多い公園内通路に隣接しながらも、落ち着きのある室内空間を確保した。 地下1階の玄関のあるピロティは、RC造の腰壁を逆梁として上層のボリュームをキャンティレバーで浮かせ、風と光を取り入れて開放的な空間とした。1階と2階はともに構成を共通させ、東側をリビング、中央がキッチンとトイレ、西側を寝室としているが、窓から見える風景や異なった仕上げの内装が全く異なる雰囲気をもたらす。
1階は地下から続くRC造の腰壁を背景に、明るいタモ材のフローリングやあらわしの杉材の梁が明るい印象を与える。2階は床をタイル、壁や天井はラワン材を染色し、全体的に落ち着いた色調の空間とした。リビングでは、出隅に配置した直径65mmの無垢の鉄骨柱によって、柱の存在感を主張することなく出窓が支えられている。外に広がる公園の樹木を大きな連窓の出窓から借景として取り込むことで、森の中にいるような感覚を味わうことができる。夜になると、出窓や什器の足元に設置された間接照明が天井や床を柔らかく照らし、日中と異なった表情を演出する。階段室の手すりや造作家具の建具に用いられたラタン仕上げが、空間に軽快さや上質さを加える。外観は、樹木の緑の補色になるような深い赤茶色のサイディングとガルバリウム鋼板で覆い、リビングと寝室の出窓の凹凸が外壁にも現れて奥行きを与えている。

周辺環境との関係を丁寧に読み解きながら、内外が応答するような豊かな生活空間を目指した。

Principle use: HOUSE

Structural design: OHNO-JAPAN

Facility design: Lighting design: BRANCH LIGHTING DESIGN

Production: Kawaikenchiku

Credit: Design collaboration: MIYACHI OFFICE

Building site: Tokyo

Site area: 122.86m2

Total floor area: 195.38m2

Number of stories: One basement floor and two floors above ground

Structure: Wood,RC

Design period: 2018.8-2021.7

Construction period: 2021.08-2022.10

Photo: Daici Ano