WORKS / Hirotaka 神戸店

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主要用途: 物販店舗

施工: D.BRAIN

クレジット: 照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN/店舗VMD計画:PALMETTO INOUE 井筒晶貴

所在・会場: 兵庫 神戸

延床面積: 70.73㎡

設計期間: 2021.5-2021.10

施工期間: 2021.9-2021.11

写真: 太田拓実

ウェブサイト: https://hiro-taka.com/


ジュエリーブランド「Hirotaka(ヒロタカ)」の表参道ヒルズと丸の内店、玉川髙島屋S・C店、東京ミッドタウン店に続く神戸店の内装計画。関西初の直営店として、神戸・旧居留地の路面区画が敷地となった。

店舗に入ると、ごつごつとした自然の岩肌や、積層で存在感を放つ、大きな原石から切り出されたオニックスの什器が目に飛び込む。また、2段に積み上げられた川石と1本のコールテン鋼のパイプが、アンバランスにガラスケースを支えている。中央のグラデーション塗装を施した木集成材の什器と、その奥の3本の丸太を組み合わせた什器が、ダイナミックな木目の面白さを伝える。赤錆をまとった高さ3mのコールテン鋼のうずまき状什器は、貝殻からインスピレーションを得ている。 既存のファサードは、全面ガラス貼りに一新。見通しが良くなった中、大きな什器で外からの視界をあえて一部遮蔽することで、店内をのぞきこみたくなるように設計した。モルタル左官仕上げの壁の上半分に施した櫛引き加工を店舗外まで伸ばすことで、ガラスで隔てられた内外の空間をつなぎ合わせている。緩やかな線を描く長さ3mのチューブ状ライトや大型モニターが、往来の人々の目を引く。

白やグレーを基調とした空間の中、それぞれの什器が存在感を放ち、コールテン鋼の錆や石の積層、木の年輪から悠久の時の流れが感じられる、アートギャラリーのような空間を目指した。