WORKS / ミナ ペルホネンとトラフの新作 / 習作

主要用途: プロダクト

製作: イノウエインダストリィズ

クレジット: 共同設計: ミナ ペルホネン

所在・会場: クラスカ Gallery & Shop "DO"

設計期間: 2009.06-12

施工期間: 2009.11-12

会期: 2009.12.17-2010.01.31

写真: 新津保建秀/杉田知洋江

様々なオリジナル図案によるファブリックで展開するファッションブランド ミナ ペルホネンとのコラボレーション家具の展示・販売をCLASKA Gallry & Shop DOにて2009年12月に行った。
発表された5点の家具のうち、シェルフ、スツール、ロッキングチェア、ソファの4点のデザインに携った。ミナ ペルホネンとの協同で生み出される、新しい価値観を持った家具を提案できればと考えた。

”perhonen shelf”
ブランド名でもあるperhonen(ちょうちょ)形のシェルフ。木とアルミの2種類あり、縦・横方向へ自由に組み合わせてジョイントすることができる。見る角度によってシェルフの輪郭が強調され、不思議な立体感を持つシェルフとなる。

”hanger stool”
ミナ ペルホネンがファッションブランドであることからヒントを得た、ハンガーを用いたスツール。既製品のハンガーを3本脚に用い、フック部分を絡ませることで開き止めとしている。座面のファブリックはミナ ペルホネンのテキスタイルで彩られる。

”hammock chair”
ハンモックをイメージしたロッキングチェア。卵の形状をトレースした曲面を持つチェアは浮遊感のある座り心地を生み出す。薄い板を曲げ、接地部分を少なくすることで床面から浮いているかのように見える。頭を乗せるクッションはミナ ペルホネンの様々なファブリックによってチェアの楽しさを演出する。

”Konpou sofa”
梱包のための木箱をカスタマイズしたソファ。ミナ ペルホネンのクッションが梱包された木箱を開け、フタを背もたれにし、クッションを並べるとソファへと姿を変える。そのまま輸送できる、旅するソファである。