WORKS / 動詞の森『MUJI IS』を携えて展
主要用途: 展示会場構成
施工: 東京スタデオ
クレジット: 主催: 無印良品/企画・協力: くらしの良品研究所/キュレーション:鈴木潤子/グラフィックデザイン:倉地亜紀子/企画・運営:株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当・無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA
所在・会場: 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2
延床面積: 40m2
設計期間: 2020.07-2020.10
施工期間: 2020.10
会期: 2020.10.16-2021.2.21
写真: ©ATELIER MUJI GINZA 2020
無印良品が40周年を迎え出版した書籍『MUJI IS 無印良品アーカイブ』と連動した展示の会場構成。
書籍では、多種多様な品々を商品カテゴリーで分類するのではなく、ものづくりの動機や商品への思いを、一品一品に息づく「動詞」で分類することを試みている。
そこで、15の動詞とそれぞれに対応する商品を1対1で対応させ、動詞と商品が一体的に閲覧できる展示を考えた。 様々な高さに切り出された直径600mmの紙管それぞれに動詞を割り当て、それに対応する商品を紙管の中で展示する。林立した紙管を森の木々に見立て、それぞれの木に彫られたような穴をあけ、商品をフレーミングしている。白いシートで仕上げ、電球を仕込んで陰影を無くした穴の中では、光に商品が浮き上がって見える。“動詞の森”を抜けた奥の壁には40年の歴史の年表が貼られ、これまでの歩みを俯瞰することができる。
陳列された商品を見せるような一方向性を避け、訪れた人が能動的に、森の木々の穴をのぞき込むようにして散策しながら、無印良品が15の動詞に託した思いや、見つめる先を感じ取れる空間を目指した。