主要用途: 物販店舗
施工: クリキンディ
クレジット: クリエイティブディレクション:柴田隆寛 (Kichi)/グラフィックデザイン:古賀光弦 (balance) /照明計画: BRANCH LIGHTING DESIGN/音響:WHITELIGHT SOUNDSYSTEM/スタイリング:作原文子
所在・会場: 幡ヶ谷、東京
延床面積: 58m2
設計期間: 2024.06-2024.12
施工期間: 2024.12-2025.02
写真: 長谷川健太
ウェブサイト: https://www.rototo.jp/
奈良発のソックスブランド〈ROTOTO〉初の旗艦店「ROTOTO STORE」の内装計画。敷地となった幡ヶ谷の商店街は、個性豊かな飲食店やショップが集まり、昔ながらの温かみと新しいカルチャーが融合する魅力的なエリアへと進化している。そうした地域に根付いた店舗になるために、物販機能にとどまらず、人々が自然と集い、交流が生まれる「居場所」となることが求められた。L字の空間(ソックスの形)に対して、手前の空間を売り場、奥は多目的なスペースとし、床の色を手前と奥で変えることで空間にコントラストを生み出している。売り場では、カラフルなソックスが映えるように、商品が見やすいニュートラルな什器やディスプレイツールを取り入れた。売り場の中央には、〈ROTOTO〉のためにリデザインされた“ROTOTO AAスツール”を設置した。ソックスを履いたような丸い足先のデザインが特徴で、試着用ベンチとしての機能を持ちながら、イベント時にはスツールとしても活用できる柔軟性を備えている。ソックスの形をモチーフにしたテーブルは左官材で仕上げた滑らかな質感の天板が特徴で、POSとしての機能だけでなく、ソックスを包む作業やお茶を楽しむ時間、ワークショップなど、多様なアクティビティを受け入れる。テーブル上のペンダント照明は、使用されなくなった靴下の金板を使うことで〈ROTOTO〉のものづくりの背景をディテールに取り込んだ。 店内に2箇所あるウォールディスプレイは、ブランドのバックボーンであるファッションやカルチャーを表現する、コンセプチュアルなインスタレーションの場として空間を彩る。ブランドの世界観を空間全体で表現し、訪れる人が〈ROTOTO〉のソックスを選ぶ楽しさを体感できる場を目指した。
Principle use: Shop
Production: kurikindi
Credit: Creative direction:Takahiro Shibata (Kichi) / Graphic design: Mitsuru Koga (balance) / Lighting design:BRANCH LIGHTING DESIGN / Sound: WHITELIGHT SOUNDSYSTEM / Stlying: Fumiko Sakuhara
Building site: Hatagaya, Tokyo
Total floor area: 58m2
Design period: 2024.06-2024.12
Construction period: 2024.12-2025.02
Photo: Kenta Hasegawa
Website:https://www.rototo.jp/