WORKS / さんもん(みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018)
主要用途: 展覧会作品
施工: シェルター/石巻工房
クレジット: 資材提供:西山杉利活用推進コンソーシアム/グラフィックデザイン:アカオニ/協力: 有限会社庄司林業、大江町製材組合、La Jomon(熊谷太郎)、吉田造園
所在・会場: 文翔館前庭
設計期間: 2018.03-2018.08
施工期間: 2018.07-2018.08
会期: 2018.09.01-2018.09.24
写真: 志鎌 康平
みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018のメイン会場となる重要文化財・文翔館の前庭に、同展のテーマ「山のような」を体現する構造物を製作した。芸術祭へのゲートという意味合いを込めて“さんもん”と名付けた。山形県のブランド木材である西山杉を使い、石巻工房との共作“AAスツール”を巨大化したものが山脈のように連なって人々を迎える。構造体が屋根となり、新酒ができたことを知らせる特大の杉玉の下では山形の地酒がふるまわれ、人々の集いの場ともなっている。
神聖な山への入口のようでありながら、芸術の祭りにふさわしい祝祭的な賑やかさを生み出すシンボルを目指した。