WORKS / trees for everyone by Android

クレジット: 企画/全体プロデュース&進行管理:電通,電通アイソバー
イベントプロデュース&進行管理:電通テック
プログラム/テクニカルディレクション:バードマン
映像:辻川幸一郎(グラスロフト)、モンスター、小輝日文、
東京サウンド・プロダクション、ビーポップ、リバティハウス、
モイ、タックスお台場スタジオ、フリーランス
メイキング映像:ティー・ワイ・オー プロダクションズ1、ファンタジスタ、フリーランス
什器製作:石巻工房
デザイン/グラフィック制作:たき工房 音楽:コーネリアス、愛印

所在・会場: 六本木ヒルズアリーナ

延床面積: 1120.00㎡

設計期間: 2015.11-12

施工期間: 2015.11.16-12.14

会期: 2015.12.14-12.16

写真: 太田拓実

ウェブサイト: https://youtu.be/0jbz7-fvVcg

六本木ヒルズのテレビ朝日前面の広場、六本木ヒルズアリーナで開催された、Android搭載スマートフォンによるイルミネーションの計画。一年でいちばん人が人を想うこの時期に合わせ、約600 台の Android 搭載スマートフォンによる空間演出が求められた。

そこで、トラフがデザインした、横方向にスタッキング可能で、アルファベットの「A」にも見えるAA STOOLを使い、12本の木を立てる広場の演出を考えた。AA STOOLは、2011年の東日本大震災後、宮城県石巻市でデザイナーを中心に発足したDIYメーカーの石巻工房が製作販売しているプロダクトである。 12本の木は、AA STOOLシリーズのAA LOW STOOLという座面の低いタイプのものをスタッキングすることで構成され、広場の中央に不規則な円環状に配置されている。特徴である横方向へのスタッキングに加え、上下方向へ反転もさせながら約4mの高さまで積み上げられ、訪れた人は森の中を散策するような体験ができる。それぞれの木の正面にはスマートフォンを取り付け、世界中の人々がカウントと音楽に合せて動く動画コンテンツを映し、祝祭的な彩りを与えている。
今回使用されたAA STOOLのシリーズは、ランダムに赤と緑のカラーリングを施し、会期終了後には分解、回収し、再利用が可能となる。

人種、性別、年齢、職業、趣味などの違いを飛び越えて人と人がつながることの素晴らしさを、光と音と映像で表現する。