WORKS / WORLD CUP(みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2014)
主要用途: 展覧会作品
施工: 東京スタデオ、TIMBER COURT
クレジット: グラフィックデザイン:アカオニデザイン/ビブスデザイン:STORE
所在・会場: 文翔館正面広場
延床面積: 240m2
設計期間: 2013.01-2014.09
施工期間: 2014.09
会期: 2014.09.20-2014.10.19
写真: 志鎌康平
ウェブサイト: http://biennale.tuad.ac.jp/
東北芸術工科大学主催による、ジャンルを越えたアーティストや作家達が集う、第一回みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2014において、スポーツを切り口にしたコミュニケーションアートとして、新しいサッカーコートを提案した。
設計図で描く一本の線が人の行動を大きく左右するように、見慣れたサッカーコートの白線を少し変えることで、新しいコミュニケーションの場を創造する“スポーツ×建築”の実験。
重要文化財である旧山形県庁舎文翔館の前庭に、ドーナツ型のサッカーコートを計画した。時計回りでも反時計回りでも攻めることのできる、周回するように攻め合う新しいスタイルのサッカーを創造する。石巻工房が製作した、3段階の高さの簡易スタンド席を、ドーナツ型のサッカーコートの外側と内側に配置している。
この新しいサッカーコートと、カラフルな紙バンドによるオリジナルボールは、経験者と未経験者の差を埋めてくれる。プロチームのユニフォームのようなオリジナルビブスや、サッカー中継で画面に映る企業広告のような立て看板のサインが、競技としてのリアリティを高めている。
スポーツフィールドにおけるリノベーションで、サッカーのゲーム性は無限に拡大する。