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2014年03月26日
ミラノサローネ2014
今年のミラノサローネでは、パナソニックの展示会場構成と、
TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO 2014の中で伊藤若冲インスパイア展に出展しています。
SLIDING NATURE
パナソニックの展示「SLIDING NATURE」の会場構成をトラフが手掛けています。
■展示コンセプト「SLIDING NATURE」について (パナソニック プレスリリース)
日本の住宅は、古来より「ふすま」や「障子」などの引戸を活用して、心地よい風を通し、柔らかな日の光を導き、また、景色を楽しむなど、自然がもたらす恩恵を上手に取り込んできました。パナソニックは、省エネ家電製品に加え、太陽光発電パネル、蓄電池などの住宅設備機器を活用した「アクティブ」エネルギーマネジメント(以下、「アクティブ」エネマネ)と、住宅の躯体(構造体)や断熱材などを活用して、自然の恵みを効率的にコントロールする「パッシブ」エネルギーマネジメント(以下、「パッシブ」エネマネ)を組み合わせたエネルギーマネジメント事業を展開しています。
今回の展示では、心地よい風や光といった自然の恩恵に対しては空間を開き、暑さや寒さなどに対しては空間を閉じるという「パッシブ」エネマネのコンセプトに基づく「引戸」と、暮らし方に合わせた光の演出により空間価値の向上と省エネ化を同時に実現する「アクティブ」エネマネの構成要素「LED照明」を組み合わせ、住まいや人の暮らしと自然との新しい関係性を「SLIDING NATURE」として提案します。
■会場構成について (トラフ建築設計事務所)
ミラノ大学の中庭に出現する家型のオブジェクトの壁面は、引戸のみで構成され、開放すれば囲い込んでいた領域は消え去り、周囲の環境に同化します。扉という域を超えた、外壁の機能も担う引戸による空間で、ダイナミックに自然との新しい関係性を築く、呼吸する家を考えました。
重厚な西洋建築とコントラストを成すように、真っ白い抽象的な表情の引戸がゆっくりと横断します。その引戸の動きに呼応して、中庭中央の家型オブジェクトの天井、その周囲に群生した植物のようなLED電球、回廊のライティングがゆっくり明滅し、表情を刻々と変えていきます。
プライベートを形づくっていたものがパブリックな場をつくり、周囲の環境と溶け合う空間を目指しました。引戸による連続的な場の変容は、周囲にさらに新しい関係を生み出します。
会期:2014年4月7日(月)~13日(日)
会場:NTERNI:FEEDING NEW IDEAS FOR THE CITYUniversità degli Studi di Milano:Cortile Farmaciaミラノ大学内 コルティーレ・ファルマチア(via Festa del Perdono, 7 – Milano)
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TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO 2014
TOKYO DESIGNERS WEEK in MILANO 2014の中で伊藤若冲インスパイア展に、オリジナルのコロロデスクと、スツールを出展しています。
■伊藤若冲インスパイア展について
あらゆる生き物の「神気」を捉え、日本美術史における花鳥画の最高傑作と評される「動物彩絵」を描いた江戸時代の超絶技巧の絵師 伊藤若冲。様々なジャンルのトップクリエイターが、現代のアートやデザインに多大なる影響を与えた伊藤若冲にインスパイアされた作品を発表します。
会期:2014年4月7日(月)~13日(日)
会場:Padiglione Visconti. Via Tortona, 58
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