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「3.11以後の建築」展

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昨年11月に金沢21世紀美術館で開催された「3.11以後の建築」展(2014年11月1日~2015年5月10日) の巡回展が水戸芸術館現代美術ギャラリーにて行われます。トラフは前回に引続き石巻工房と共に出展しています。

この巡回展では、東日本大震災の被災地でもある水戸にローカライズした展示を加えるとともに、金沢での展示から1年を経て進展のあった参加建築家のプロジェクトのその後も盛り込んだ、「3.11以後の建築」展をアップデートしたものとなります。

2011年3月11日に起きた東日本大震災は、建築家と建築界に大きな意識の変化をもたらしました。津波の圧倒的な破壊力に、建築物を強化するだけでは解決できない問題を突きつけられると同時に、人と人との繋がり、地域と人の関係といったソフト面からのアプローチがいかに大事かを考えさせられたのです。さらに未曾有の惨事となった原発事故はエネルギー問題に対しての意識と危機感を急激に高め、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が、今までに増して切実に求められるようになりました。さらにマクロに見ると、少子高齢化に向かい、住宅や公共施設がだぶつくと言われるこれからの日本において、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとするのか、批判と期待の両方をもって問われるでしょう。

「3.11以後の建築」展

会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー

期間:2015年11月7日[土]~ 2016年1月31日[日]

開館時間:9時30分~18時(入場時間は17時30分まで)

休館日:月曜日、年末年始12月27日(日)~1月4日(月)

※11月23日、2016年1月11日(月・祝)は開館、11月24日、2016年1月12日(火)は休館

入場料:一般800円、前売り・団体(20名以上)600円

中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料

主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団

後援:茨城県

協力:アサヒビール株式会社、社団法人茨城県建築士会、社団法人茨城県建築士事務所協会、一般社団法人茨城県建設業協会、水戸市建設業協同組合

ゲストキュレーター:五十嵐太郎、山崎亮

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